平成30年4月28日(土) サケの仔魚たちとのお別れです。

待ちに待った、サケの稚魚たちを放流!

 4月28日(土)、ゴールデンウィークの3連休初日! いよいよ学校の児童玄関で育てていたサケの稚魚たちを放流する日がやって来ました。まずは、帯広川伏古地区水辺協議会の方々が集まって、水槽からサケを取出し、水槽を片付けていただきました。
網で稚魚をすくい出します

水辺の学習でおなじみの川辺に集合

 連休初日午後からということもあり、集まった児童は20人弱。しかし、保護者の方も付き添って来て下さり、大人も合わせると大人数で放流体験です。

またもどっておいでよ~!!

 昨年の10月に受精させて、約6か月。卵に精子をかけ受精させた受精卵から、大きくなった稚魚が、約70~80センチぐらいのサケになって戻ってくるのは3~4パーセントだそうです。今回流したは、約200匹余り。ですから戻ってきてくれるのは、10匹以下ですね。
 子どもたちは、透明のコップに稚魚を何匹か入れてもらって、いよいよサケの放流です。小さな水槽から、川へ、そして海へ、サケたちの旅が始まります。
一人何度も放流できました

平成30年4月16日(月) サケの仔魚の様子をお知らせします!!

大きくなったサケの仔魚たち

 3月13日(火)、水槽を扉を開けてみると、サイノウがほとんどない仔魚。奥の方に隠れているのでわかりずらいのですが、大きく成長した仔魚がいっぱいです。しかし、まだまだ大きな水槽には移動していませんでした。

みるみる大きな水槽へ移動!!

 3月19日(月)午後、石垣さんが水槽の様子を見に来てくれました。数十匹が少しずつ大きな水槽へ移動していていました。仔魚を観察していってくださいました。

大きな水槽で、スイスイ泳ぐ仔魚たち!!

 4月6日(金)午前、石垣さんがこの日いらしてくれました。新任の野中校長先生ともご挨拶。水槽内は大きな水槽にすべての仔魚が出て、気持ちよさそうに泳いでいました。水槽を覆っていたパネルも取り、小さい水槽を撤去して、水温を1℃あげ、水層内の環境を整えてくださいました。
 学校内は、9日の入学式、始業式に向けての準備作業中。サケの仔魚たちも、子どもたちを迎える準備万端です。

平成30年2月23日(金) サケの仔魚の様子をお知らせします!!

ほとんどの卵がふ化しました。

 2月6日(火)、水槽を扉を開けてみると、ほとんどの卵がふ化し、稚魚が水槽の底のほうで大きいグミのような栄養の入った袋をお腹に付けて、ごそごそと動く姿がありました。

石を上に積み上げ、川と同じような環境づくり!!

 2月9日(金)午後、石垣さんが水槽の様子を見に来てくれました。水替えと水槽内の環境整備をしてくださいました。この仔魚の時代は、暗いところが好きらしく700匹余りの仔魚は水槽扉の奥にいるので、ほとんど見えません。

いつごろ、稚魚になるの?

 2月22日(木)午前、石垣さんがこの日もいらしてくれました。水槽内の様子はもちろん、サケの仔魚の見通しをお知らせくださいました。サケの水槽の温度が5~6℃台で低いので、今いる小さな水槽の石の間から這い出して、大きな水槽へと移動するのは、3月末頃ではないかということでした。また、その頃には、お腹に抱えている赤い栄養袋(正式名はサイノウ)が消えるのだそうです。また、それまでは、できるだけ水槽に光が入らないほうが良いそうです。
 さて、いつごろ大きな水槽で泳ぐ姿が見られるのか、楽しみです。

平成30年1月24日(水) ついに稚魚がふ化しました!!

冬休み中もひっそり成長

 冬休み明け、子どもたちはサケの水槽が気になるようで、毎日扉を開けて観察です。

サケの稚魚が!!

 1月24日(水)の朝、毎日水温を記録している校長先生が、ついに発見!! サケの稚魚を水槽の中に確認しました。
卵の間で苦しそうです

目に見える範囲では、3匹でした

 石垣さんは、1月末に稚魚が誕生するだろうと予想しておりましたが、その通り!! まだまだ、動きが鈍い赤ちゃんですが、これ以降次々とふ化していくでしょう。楽しみです。
ふくろを抱えています

平成30年1月12日(金) サケの水槽、その後… パートⅡ

順調に成長!!

 年明け、1月5日(金)、水槽の様子を石垣さんが確認くださいました。無事発眼した卵は、順調に成長しているようです。
12月8日の水槽

お仲間、投入!!

 この日、石垣さんが別の場所で観察している発眼卵、385個を貰い受け、開西の水槽に仲間入りさせてくださいました。ありがとうございました。
大体、同じぐらいの成長度

内部の動きも、はっきりしてきました。

 1月12日(金)の段階で、石垣さんが発眼卵の様子を確認!! どの発眼卵も順調に育っている様子で、受精卵の眼はよりはっきりしてきたのと、内部の様子も徐々にわかるようになりました。
 1月末には、稚魚が生まれだすだろうと、石垣さんは予想を立てておりました。
血管もよく見えます。

平成29年12月15日(金) サケの水槽、その後… パートⅠ

死卵、増加!!

 12月8日、水槽の様子を石垣さんに写真を撮ってお伝えしました。死卵の増加は止まらず、この日465個の死卵を除去し、これまでの死卵と合わせて、977個に到達してしまいました。
12月8日の水槽
死卵除去後

12月15日(金)、ついに眼が現れる。

 2年2組の男子児童2名が、この日受精卵に眼を発見しました。ちょうど石垣さんも来校していたので、みんなで確認しました。
いくつも眼を確認

 死卵が増加しているときだったので、嬉しい報告でした。石垣さんによると、もう眼が確認された受精卵は、今後余程のことがない限りは、丈夫に成長するとのことでした。

最終的に死卵は、1927個にのぼる!!

 この日、石垣さんにたくさんの死卵を除去してもらいました。この日は950個の死卵除去を行い、全体的にに1927個の死卵を発生させてしまいました。


 無事に生き残った発眼卵70個ちょっとを確認し、大事に大事に水槽に移しました。
生き残った発眼卵

平成29年11月28日(火) サケの水槽、またまた死卵除去

死卵を取り除く!!

 11月27日、水槽の様子を石垣さんに写真を撮ってお伝えしました。死卵の増加は微妙なところではないかと連絡。学校側で行った、簡易的な直射日光の対策もお知らせしました。
11月9日の水槽
対策になっていない?

除去した死卵は500個!!

丁寧に除去
1個ずつ数えます
 11月28日(火)、次の日に石垣さんが来校され、水槽の様子を観察。すぐに死卵の除去作業を行ってくださいました。今回除去した死卵は500個。先日よりも多い数です。

完璧な日差し対策です

 元気な受精卵は、まだ黒い点(眼)ができていません。死卵がどんどん増加しないうちに、眼ができると少し安心するのですが…

  石垣さんは、万全な日差し対策を用意してきて下さいました。観察するときは、前側だけパカッと開くようになっています。観察するための小窓つきです。本当にありがとうございます。

日差し対策!! さすが

平成29年11月20日(火) サケの水槽、カビ発見!

死卵が増加… いったい何が???

 10月28日の受精以来、石垣さんが時々学校に立ち寄って、水槽の水替えをしてくれています。11月9日(木)にもお寄り下さり、水温や水槽内外の様子や卵の様子を見てくださいました。
11月9日の水槽
11月20日の水槽

平穏だった卵に何が!?


もやっと菌が付いた死卵とそうでないものが…
 11月20日(火)水槽の状況を見てびっくり!死卵がたくさん増え、その死卵にカビが生えているものもあったので、すぐに石垣さんに連絡。するとカビが原因で死卵が増えただけではないこともわかりました。
 石垣さんは、直射日光の影響ではないかと推察くださいました。

死卵を除去して、日差し対策へ

 自然界では、川の中の石の下に受精卵はあるそうで、受精卵は日差しの影響を受けないのだそうです。しかし、この水槽では、石の下に受精卵があるわけでもなく、観察のためにも外から見やすくしてあります。なので、きっと日光による刺激が卵を傷つけているのではないかという仮説が立った訳です。

 この日は、477個の死卵を除去し、なるべくカビの発生を抑えるようにしました。さらに、日差しを遮断する対策を立てる話をし、しばらく見守ることとなりました。

死卵を取った水槽

平成29年10月28日(土) サケの受精体験実施!

今年もいよいよ、サケの稚魚を育てる活動スタートです。

 今年度も、帯広川伏古地区子ども水辺協議会の方々の協力のもと、サケの受精体験を玄関前のホールにて行いました。興味関心を持って集まった児童と一緒に、受精体験とサケの体のつくりを知る学習など、石垣先生のご指導のもと行いました。
明るい日差しの中で、体験スタート!
仮死状態のサケの体は、ぬるぬるしない

受精するよーー


用意したサケは、雄2匹と雌1匹。雄1匹だけだと健康でない精子の可能性もあるので、確実に受精させるため2匹を用意するそうです。 雌のサケの腹を採卵刀で裂き、オレンジ色の卵を採卵台で掻き出します。(採卵台は手作り。石垣さん作)


採った卵に2匹の雄の精子をかけ、流水をかけながら安定させて受精終了。この間はそんなに時間はかかりません。しかし、デリケートな作業なので教えてくれる石垣さんも子どもたちも真剣です。

水槽へIN(イン)!!

いよいよ受精したサケの卵を、毎年児童玄関に設置してあるサケの水槽へ入れます。この水槽は、2段階のなっている水槽で、なるべくサケの育つ環境に合うよう、1段階目の水槽には、石が積んであります。そこへ、受精した卵を静かに入れます。

この状態のまま、サケの稚魚になるまで観察開始です。
この水槽のすごいところは、水温を一定に保てる器具を付けているので、卵が稚魚へかえる時期を設定できるのだそうです。現在のところ、約5℃に設定していて、2学期中冬休み前には卵に黒い点(稚魚のもと)ができればいいと思っています。